
地理的には中央アジアに位置しながらも、英語をはじめロシア語・中国語の多言語を操る若いITエンジニアが増加し、スタートアップ文化も急速に発展しているモンゴル。特に首都ウランバートルは「次なるオフショア開発の有望地」として注目を集めています。しかし、寒冷な気候やインフラ、文化的背景など、他国とは異なる特徴も多いのが実情です。本記事では、モンゴルのオフショア開発における疑問点や成功のポイントを掘り下げ、日本企業が安心して参画するためのヒントをまとめました。モンゴルならではの環境や人材資源に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
モンゴルでのオフショア開発が注目される背景と市場動向

モンゴル政府のIT政策とウランバートルの役割
モンゴル政府は近年、「デジタル・モンゴル構想(Digital Mongolia Program)」などの政策を打ち出し、IT産業の育成や海外投資の誘致に力を入れています。ウランバートル(Ulaanbaatar)は首都として、国際企業の進出やスタートアップ支援の拠点ともなっており、AI、クラウド、IoT、ブロックチェーンなど先進技術の研究・開発も盛んです。
引用:JETRO「モンゴル」
ITスタートアップへの投資や大学の研究機関との連携も盛んで、英語・ロシア語など多言語を扱える人材が育ちつつあります。モンゴルは地理的には中央アジアに属し、ヨーロッパ・アジア両方へアクセス可能な立地に注目が集まっています。
モンゴル国内の他都市(エルデネト・ダルハンなど)との比較
エルデネト
- モンゴル第2の都市で、鉱業や工業が盛ん。
- 工業系企業が多いため、制御系システムや製造管理システムの開発に強みを持つ企業が存在。
- ただし英語対応の比率はウランバートルほど高くないため、プロジェクトのスケールや言語対応を見極める必要がある。
ダルハン
- 農業・牧畜業が主体だが、近年はIT教育の取り組みも始まっている。
- 技術系人材の都市流出が課題となっており、大規模なIT企業はまだ少ない。
- 物価や人件費は比較的安いものの、インフラ整備や通信環境の点でウランバートルと差がある。
ウランバートル(Ulaanbaatar)
- 国際企業の拠点が集中し、ITエンジニアが集まりやすい。
- 大学やスタートアップが多数あるため、最新技術へのキャッチアップが早い。
- 他都市に比べてやや人件費が高いが、英語力の高い人材が比較的多い。
ウランバートル人エンジニアの特徴と教育レベル
ウランバートルのエンジニアは、国内の国立大学や専門学校でプログラミング・コンピューターサイエンスを学んだ人材が多く存在します。特に以下の点が特徴です。
- 英語力
海外留学経験や英語教育の向上により、国際プロジェクトでのコミュニケーション能力が向上している。 - ロシア語が得意な層も一定数
ソ連時代の影響などもあり、ロシア語文献やツールを活用できるエンジニアも多い。 - 最新技術の吸収率が高い
海外のオープンソースコミュニティへの参加も盛んで、最新フレームワークやプログラミング言語を扱える層が増加。
一方、日系企業が直接進出した事例はまだ少なく、日本語を話せるエンジニアは限定的といわれています。英語ベースでやり取りするケースが中心となるため、プロジェクトマネージャーやブリッジSEの英語力が重要になるでしょう。
モンゴルのオフショア開発のメリット

高い技術力と潜在的なエンジニアリソース
ウランバートルを中心に、高度なIT教育を受けた若手エンジニアが増加しています。AI、機械学習、ブロックチェーンなど新分野に挑戦意欲を持つ層が多く、システム開発のみならず研究開発(R&D)寄りの案件にも対応できる点が魅力です。
新興市場としての伸びしろ
モンゴルのIT産業はまだ新興段階であり、競合が少ない分、優秀な人材を比較的早期に確保できる可能性があります。将来的に市場が拡大する期待感があり、長期的視点で考えると成長分野への先行投資となるかもしれません。
多言語コミュニケーション
ウランバートルでは英語を話せるエンジニアが多いほか、ロシア語や中国語に堪能な人材もいます。多国籍なチームを編成しやすく、周辺国とのビジネス連携や海外展開を視野に入れる企業にとってはメリットが大きいといえます。
生活コストやオフィス賃料の安さ
ウランバートルでも台北や東京などに比べると、オフィス賃料や生活コストは低めです。出張時の滞在費なども比較的抑えられるため、プロジェクト単位の経費を圧縮できる可能性があります。
モンゴルを最も有力な候補として検討しにくい2つの理由

インフラ整備の遅れと通信環境への不安
モンゴルは面積が広大な一方、首都以外の地域では通信インフラや電力供給が十分ではないとされます。ウランバートルにおいても、急激な都市化によるインフラ負荷が課題であり、大容量データの扱いや安定したオンライン会議などには注意が必要です。
エンジニア獲得競争と人材流動性
国際企業の進出が進み、ウランバートルの優秀なエンジニアには外資系やスタートアップから多くのオファーが集中しています。結果的に給与水準の上昇や離職率の高さを招いており、プロジェクトの長期稼働に課題が生じる場合もあります。
最も選ばれている国は?

現在はベトナムに注目が集まっていると言われています。理由としては、
- 親日的な文化と日本語学習者の多さ
- ITエンジニア数の豊富さ
- 経済成長が著しく、外資誘致が積極的
- コミュニケーションコストが比較的抑えやすい
日本だけでなくヨーロッパ企業からも利用が拡大し、オフショア開発の主要拠点として成長を続けています。
モンゴルのオフショア開発にかかるコスト・人件費の相場

以下は、2023年時点のモンゴル(ウランバートル)におけるオフショア開発の人件費相場をまとめたものです。為替レートや企業・個人の経験値によって変動しますので、あくまで目安としてご参照ください。
職種・レベル | 月額給与目安(日本円) |
---|---|
ジュニアプログラマ | 10万~15万円前後 |
ミッドレベルプログラマ | 15万~25万円前後 |
シニアプログラマ | 25万~35万円前後 |
ブリッジSE / PM | 30万~40万円前後 |
他の主要都市・国とのコスト比較
エルデネトやダルハンといったモンゴル国内の地方都市では、ウランバートルと比べて人件費がやや安価な傾向にありますが、その一方で通信インフラや英語対応力に差が見られることがあります。ベトナムの場合は、モンゴルと同程度かやや低めの人件費設定が一般的で、日本語を学ぶエンジニアが増えているため、コミュニケーションコストを抑えやすいというメリットがあります。
一方、インドは世界最大級のITエンジニア人口を誇り、大規模案件や高度な技術領域に対応できるリソースが豊富です。しかし、都市部と地方の間で給与水準や英語力、コミュニケーションの質に大きなばらつきがあるため、プロジェクト要件やチーム構成に応じてパートナー企業を慎重に選ぶ必要があるでしょう。
コミュニケーション・マネジメント費用を考慮する
- ブリッジSEまたは多言語コーディネーターの配置
- 現地出張費(飛行機やホテル代など。日本からウランバートルまでは直行便あり)
- 翻訳・通訳コスト
- オンラインツール導入費(Slack、Jira、Teams等)
これらを含めたトータルコストでの比較・検討が必要です。
モンゴルのオフショア開発を成功させるポイント

ロシア語・中国語圏との連携を意識したプロジェクト設計
モンゴルは地理的・歴史的背景から、英語だけでなくロシア語や中国語を習得しているエンジニアが一定数存在します。日本国内プロジェクトだけでなく、ロシア語圏・中国語圏向けのサービスや多言語対応が必要なシステムを開発する場合には、モンゴルの人材が大きな力を発揮します。
- 活かせる場面
- ロシア市場や中国市場に展開予定の多言語ECサイトや、複数言語の翻訳が必要なグローバルSNSなど。
- 英語+ロシア語+中国語をチーム内でカバーできると、アジア・CIS圏へのビジネス拡大に役立つ。
急増するスタートアップ文化と若い世代の学習意欲の高さ
近年、モンゴルではスタートアップ文化の醸成が進んでおり、20代・30代のエンジニアや起業家が積極的に技術革新に挑戦しています。こうした若手人材は最新トレンドのキャッチアップスピードも早く、AI・ブロックチェーン・クラウドなどの領域に積極的に取り組む傾向があります。
- 活かせる場面
- 新技術のPoC(概念実証)や、これまでにないサービスのプロトタイプ開発など。
- モンゴルのスタートアップ・コミュニティとの協業を通じ、イノベーティブなアイデアを取り入れやすい。
首都ウランバートルへの開発拠点集中と地方都市との連携
モンゴル国内のITリソースは圧倒的に首都ウランバートルに集まっているため、大規模プロジェクトを行う場合はウランバートルを拠点にするのが基本となります。一方で、地方都市(エルデネトやダルハンなど)のエンジニアコミュニティとも連携を図ることで、コスト面のメリットや地方特有の産業知識(鉱業・工業など)を取り入れることができます。
- 活かせる場面
- 地方に根付いた製造系や鉱業系システム開発。地方大学との共同研究開発。
- ウランバートルの高スキル人材+地方都市の安価な人材というハイブリッド構成でチームビルド。
寒冷気候・インフラ対策としてのクラウド活用とリモートワーク運用
モンゴルは冬の気候が厳しく、国内でも通信網や電力が不安定になる地域があります。常に安定したオフィス環境を確保できないリスクに備えるため、クラウドインフラやリモートワーク管理ツールを最大限に活用することが必須です。
また、リモートワークが当たり前になりつつある世界の潮流に合わせて、モンゴルのIT企業も分散型チームや在宅勤務を取り入れており、開発者が働く場所の自由度が高い点も特徴です。
- 活かせる場面
- AWSやAzure、Google Cloudといった主要クラウドをフル活用してサービスを運用する案件。
- 開発環境をGitやCI/CDパイプラインと連動させ、オフィスに依存しない開発フローを確立。
独特のビジネス文化やマネジメントスタイルへの理解
モンゴルのビジネス習慣やコミュニケーションでは、フェイス・トゥ・フェイスの信頼形成や口頭での合意・相談を重んじる面もあります。海外プロジェクトに慣れているエンジニア層は英語ツールを駆使して効率的に進める一方、重要な決定事項は直接会って話すことを好む傾向があります。
オンラインだけでなく、重要な仕様変更時や契約締結時には直接のコミュニケーションを取り、プロジェクトの結束力を高める。
- 活かせる場面
定期的にウランバートルを訪問し、キックオフやマイルストーンごとの会議を対面で行う。
モンゴル vs. 他のオフショア拠点:開発比較

比較項目 | ウランバートル | 中国 | ベトナム |
---|---|---|---|
人件費 | モンゴル首都部は上昇傾向 地方は安価 | 大都市は高騰、内陸部は安い | 全体的に安価だが主要都市では徐々に上昇 |
エンジニア層 | 若手が多くAI・ブロックチェーンに積極的 | 人材数が多く製造・研究に強い | 若年人口豊富、 日本語対応エンジニアが多数 |
政治・経済 | 資源国ゆえ経済変動大 IT政策で育成中 | 世界2位経済だが規制に留意 | 安定化が進み外資誘致も活発 |
強み | 最先端技術への吸収力 ロシア語対応も可能 | 大規模案件に対応可 製造業と連携 | 日本語人材が豊富 オフショア実績豊富 |
弱み | インフラ未成熟 人材流動性高い | 英語力・給与が都市間で差 規制 | 都市部の人材争奪戦 賃金上昇傾向 |
ウランバートルは首都として国際的なビジネス環境を持ち、AIやブロックチェーンなど最先端技術の開発に強みがあります。一方、通信インフラや人材の流動性など課題も存在するため、長期的な視点と適切なパートナー選びが重要です。
ウランバートルで実績のあるオフショア開発企業を3社紹介
Gerege Systems

Gerege Systemsとは
Gerege Systems(ゲレゲ・システムズ)はウランバートルを拠点に、モンゴル国内外の企業向けにシステム開発・コンサルティングを提供するIT企業です。クラウド基盤構築やAIソリューション、モバイルアプリ開発など、多岐にわたる技術領域をカバー。英語を中心としたプロジェクトマネジメントに強く、日系企業とのやり取りにも実績があります。
対応範囲
- 業務システム開発
ERP、CRM、在庫管理などの基幹系システム - Web / モバイルアプリ開発
iOS / Android向けネイティブアプリやPWA - AI / データ解析
機械学習モデルの構築、ビッグデータ活用、自然言語処理 - クラウドインフラ構築
AWS、Azure、Google Cloudを活用したサーバーレスやコンテナ技術 - 保守・運用
24時間監視、トラブルシューティング、セキュリティ対策
対応言語
- バックエンド:Node.js、Python、.NET (C#)、Go、Java
- フロントエンド:React、Vue、Angular
- モバイル:Swift、Kotlin、Flutter
開発形態
- ラボ型開発:チーム専属で長期的に稼働
- 受託開発:ウォーターフォール/アジャイル問わず対応
- ハイブリッド開発:日本側担当者+ウランバートル拠点エンジニアで協働
実績紹介①:オンライン決済プラットフォーム構築
- 使用技術:Node.js、React、AWS
- 概要:モンゴル国内のオンライン決済をサポートする基盤システムを短期開発。高トラフィックへの対応とセキュリティを重視し、決済ゲートウェイとの連携を実装。
実績紹介②:IoTデバイス管理システム
- プロジェクト期間:約8ヶ月
- 概要:農業向けのスマートデバイスデータをリアルタイムに可視化。各種センサー情報をAWS上で集約し、機械学習による異常検知を導入。
料金プラン
- ラボ型開発:月額制でエンジニアの稼働状況に応じて調整
- 受託開発:要件定義後に一括見積り
企業情報
項目 | 詳細 |
---|---|
URL | https://www.gerege-systems.mn/ |
開発拠点 | ウランバートル(モンゴル)、欧米拠点など |
設立年 | 2012年 |
従業員数 | 約150名(グループ全体、2023年時点) |
AND Systems

AND Systemsとは
AND Systems(エーエヌディー・システムズ)は、モンゴル国内の大手通信キャリアや金融機関を中心に、インフラ構築やセキュリティ分野のプロジェクトを数多く手掛けるIT企業です。サイバーセキュリティの専門チームを擁し、クラウドやオンプレミス環境を統合的に管理・監視できるソリューションを提供しています。
対応範囲
- インフラ構築・運用
データセンター構築、仮想化、コンテナ運用 - セキュリティコンサルティング
ペネトレーションテスト、SOC構築、認証基盤導入 - 業務システム開発
フィンテック、在庫・購買管理システムなど - モバイルアプリ開発
iOS、Android向けネイティブアプリ - データ解析・可視化
BIツール導入、ETLパイプライン構築
対応言語
- バックエンド: Java、.NET (C#)、Go、Python
- フロントエンド: Angular、Vue.js
- モバイル: Kotlin、Swift
- スクリプト / その他: Bash、PowerShell
開発形態
- ラボ型開発: ネットワークエンジニアやセキュリティエンジニアを専属配置
- 受託開発: セキュリティ要件の高い大規模案件に多く対応
- コンサルティング: サイバーセキュリティやインフラ最適化の専門支援
実績紹介①:大手銀行向けセキュリティ強化プロジェクト
- 使用技術: Java、.NET、Azure
- 概要: インターネットバンキングのセキュリティ強化と高負荷対応。二段階認証や不正アクセス検知システムを導入し、金融庁に準拠した監査レポートを提供。
実績紹介②:通信キャリアのネットワーク監視システム
- プロジェクト期間: 1年(継続稼働)
- 概要: 全国の基地局データをリアルタイム収集・解析し、異常時に即時通知するアラート機能を開発。大規模ユーザー数に耐えうるスケーラビリティを確保。
料金プラン
- ラボ型開発: エンジニア1名あたり月額費用+セキュリティコンサルフィー
- 受託開発: 事前調査(PoC)後に正式見積り
企業情報
項目 | 詳細 |
---|---|
URL | https://www.and-systems.mn/ |
開発拠点 | ウランバートル(モンゴル) |
設立年 | 2010年 |
従業員数 | 約120名(2023年時点) |
TechEmpire

TechEmpireとは
TechEmpire(テックエンパイア)は、スタートアップ支援やUI/UXデザインに強みを持つIT企業です。モンゴル国内のみならず、欧米や日本のベンチャー企業と連携し、PoCの段階から参画してアジャイル開発を推進しています。最新のフロントエンド技術や、ユーザー中心設計のデザイン思考を組み合わせることを得意としています。
対応範囲
- スタートアップ支援
ビジネス要件整理、サービス設計、プロトタイプ開発 - Web / モバイルアプリ開発
アジャイル開発、UXリサーチ、UIデザイン - AI / データサイエンス
需要予測、レコメンデーションシステム、自然言語処理 - クラウドインフラ
サーバーレスアーキテクチャ、Docker/Kubernetes - 運用・保守
リリース後の改善提案、A/Bテスト運用
対応言語
- バックエンド: Node.js、Python (Django/Flask)、Go
- フロントエンド: Next.js、Vue.js、Angular
- モバイル: Flutter、React Native
- デザインツール: Figma、Sketch、Adobe XD
開発形態
- ラボ型開発: ユーザーリサーチから開発、テストまで継続支援
- 受託開発: MVP開発~大規模運用まで幅広く対応
- コラボレーション: 日本や欧米のスタートアップとの共同開発
実績紹介①:新規SNSアプリのプロトタイプ開発
- 使用技術: Flutter、Firebase
- 概要: 写真共有とグループチャット機能を備えたスマホアプリを短期で開発。UI/UXを重視し、ユーザーテストを繰り返しながら機能を改善。
実績紹介②:AIレコメンデーションシステム導入
- プロジェクト期間: 約5ヶ月
- 概要: Eコマース企業向けにユーザーの閲覧データを解析し、商品レコメンドを行うシステムを構築。Pythonの機械学習フレームワークを活用して商品クリック率を向上。
料金プラン
- ラボ型開発: UX/UI専門家やデータサイエンティストを含むチーム単位での月額制
- 受託開発: フェーズごとの見積り(要件定義→デザイン→開発→運用)
企業情報
項目 | 詳細 |
---|---|
URL | https://www.techempire.mn/ |
開発拠点 | ウランバートル(モンゴル)、サンフランシスコ(USA) |
設立年 | 2015年 |
従業員数 | 約80名(2023年時点) |
ウランバートル(モンゴル)オフショア開発のよくある質問

Q1. 英語以外にロシア語や中国語での開発コミュニケーションも可能でしょうか?
はい、モンゴルには歴史的背景や地理的関係から、ロシア語や中国語を話すエンジニアが一定数います。英語が標準的な国際コミュニケーション手段とはいえ、ロシア語・中国語が得意なチームを組めるケースもあるため、CIS圏や中国向けのサービス開発には強みが活かせます。ただし、日本語対応エンジニアはまだ少ないので、ブリッジSEや通訳を活用するとよいでしょう。
Q2. モンゴルの厳しい気候(冬季の寒さなど)は開発プロジェクトに影響しますか
ウランバートルの冬は非常に寒く、マイナス20℃~30℃に達することもあります。しかし、オフィスビルやコワーキングスペースは暖房や通信環境が整っており、都市部では通常の業務を行ううえで問題ないことが多いです。ただし、強い寒波や大雪の影響で交通機関が乱れる、あるいは郊外ではインフラが不安定になる場合もあるため、リモートワーク体制の確保やクラウド活用を意識するのがおすすめです。
Q3. 電力や通信インフラは安定しているのでしょうか?大容量データを扱う開発には不安があります。
ウランバートル市内のIT企業や大手オフィスビルは、比較的安定した電力と光回線・4G/5G環境が利用可能です。ただし、急激な都市化でインフラ負荷が高まり、停電や通信遅延が発生することもゼロではありません。大容量データや常時オンラインが必要なプロジェクトでは、バックアップ電源やデュアル回線を確保するなど、リスク管理を行う企業も増えています。
Q4. モンゴルの労働文化やマネジメントスタイルは、欧米やアジアの他国とどう違いますか?
モンゴルの若手エンジニアはスタートアップ文化の影響を受け、アジャイル思考や英語ベースでの国際コミュニケーションに抵抗が少ない一方、重要な決定事項やクライアントとの合意形成を**「直接会って話す」**ことを重視する方も多いです。また、口頭での合意が先行しやすい場面もありますので、ドキュメントでのエビデンス化を忘れず行い、プロジェクト進捗を明確化することが大切です。
Q5. ウランバートルの人件費は他のオフショア拠点と比べて本当に安いのでしょうか?
ウランバートルの生活コストやオフィス賃料は東アジア主要都市よりは安いですが、優秀なエンジニアは外資系企業から高オファーを受けやすいため、必ずしも「絶対的に安い」とはいえません。ただし、まだ市場競争が過熱しきっていない領域があるため、AIやブロックチェーンなど先端技術を担う若い人材を比較的リーズナブルに確保できる可能性はあります。長期的な育成を含め、トータルコストで検討するのがおすすめです。
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