オフショア開発の失敗事例!原因と成功させるためのポイントを紹介

公開: 2025年02月26日

オフショア開発を検討しており、過去のトラブルや失敗事例について調べている方もいるでしょう。オフショア開発は、リソースの確保やコストの削減で活用されるものの、適切に進めないと失敗するケースもあります。

失敗事例や成功させるためのポイントを把握して、オフショア開発に対する不安を払拭しましょう。この記事では、オフショア開発の失敗事例や成功させるためのポイントなどを紹介します。

オフショア開発とは?

オフショア開発とは、海外にソフトウェア開発やITサービスを委託する手法のことです。

日本ではエンジニアの人材不足が続いており、開発コストも年々上昇しています。そのため、人件費が比較的安いベトナムやフィリピン、インドなどに開発を依頼する企業が増えている現状です。

また、特定の技術分野に強みを持つ海外企業と提携することで、国内にはいない専門性の高い人材を確保できるケースもあります。

ただし、言語の違いによるコミュニケーションの難しさ、文化や働き方の違いによる認識のズレなどが生じることもあり、スムーズに進むとは限りません。失敗事例も多くあるため、適切にオフショア開発を進めましょう。

オフショア開発の5つの失敗事例

オフショア開発では、品質がよくなかったり納期が守られなかったりするケースがあります。ここでは、オフショア開発の5つの失敗事例を紹介します。

1.品質がよくなかった

オフショア開発では、納品されたシステムの品質が期待に達しないケースがあります。これは、開発を担当するチームの技術力が不十分だったり、品質管理の体制が整っていなかったりすると起こりがちです。

たとえば、プログラムの動作確認が不十分なまま納品されると、実際に使い始めたときにバグが多発し、修正に時間とコストがかかってしまいます。また、開発チームが依頼された仕様を正しく理解していないと、発注側が求めていたものとは違う動作をするシステムが納品されるケースもあります。

特に、業務システムやECサイトのように日常的に使用する場合、1度の障害でも業務がストップしたり顧客に迷惑をかけたりするリスクがあるでしょう。企業にとっては、信頼を失うだけでなく、機会損失や顧客離れにも繋がりかねません。

2.納期が守られなかった

オフショア開発では時差や言葉の壁、文化の違いなどの影響によりスケジュールが予定通り進まず、納期が守られないケースがあります。

たとえば、開発途中で「この機能を少し変更したい」と依頼しても、連絡がすぐに伝わらなかったり、相手が理解するのに時間がかかったりする場合があるでしょう。

特に、現地の開発チームが言われた通りに作ることを重視する文化の場合、指示の意図を確認せずに作業を進めてしまい、後になって「想定と違うものができた」と修正が必要になるケースもあります。

その結果、サービスや製品のリリースが遅れ、競合他社が同じような機能を先にリリースした場合、顧客はマーケットの優位性を失いかねません。また、納品が遅れることで「契約違反」とみなされ、違約金の発生や訴訟リスクが生じるケースもあります。

3.設計とは異なるものが納品された

オフショア開発では、設計と異なる成果物が納品されることもあります。

たとえば、ボタンを押すと画面が切り替わるはずだったのに、なぜか別の処理が動いてしまったり、データを一覧で表示するはずがバラバラの形式になっていたりといったケースです。

設計と異なる動作をするシステムが納品された場合、修正対応が必要であり、コストとスケジュールに大きな影響を及ぼします。

また、設計と異なることに気づかず、そのまま顧客に納品すると、システムの信頼性が低下し、ユーザーの不満が高まるでしょう。特に、顧客向けのシステムで設計と異なる動作が発生すると、ユーザー体験(UX)に悪影響を及ぼします。

仮にECサイトで「カートに追加した商品が正しく表示されない」といった問題があれば、ユーザーの混乱を招き、最悪の場合は購入をやめるでしょう。業務システムでデータの入力方法が想定と違っていた場合は、社内ユーザーの不満が高まり、システムの定着率が下がるリスクもあります。

4.予算がオーバーした

オフショア開発は、コストを抑えられるメリットがあるものの、予算を大幅に超える場合があります。

最初の見積もりでは低コストに見えても、後から発生する追加費用が積み重なり、結果的に「思ったより高くついた…」といったケースは少なくありません。

たとえば、納品されたシステムにバグが多く、修正を依頼したところ「追加費用がかかる」と言われる場合があります。仕様の認識違いから「作り直しが必要」となり、開発期間が延びた結果、人件費が増えるケースもあるでしょう。

また、時差や言語の違いによるコミュニケーションの手間も見落としがちです。頻繁な打ち合わせや翻訳作業が必要になり、その分のコストがかかります。

予算オーバーになると、開発の継続が難しくなったり、プロジェクト自体が頓挫するリスクがあります。

5.発注先と急に連絡が取れなくなった

オフショア開発ではある日突然、発注先と連絡が取れなくなるトラブルが発生します。

たとえば、進捗確認のためにメールを送っても返信がない、オンライン会議を設定しても相手が来ないといった状況です。

プロジェクトの途中で発注先と連絡が取れなくなると、進行が完全にストップし、多くの損失を被るでしょう。仮にECサイトをオープンする場合、進行がストップしたことで年末商戦やキャンペーンに間に合わず、大きな売上機会を失います。

なお「契約上のトラブルで作業を止める」企業も存在しており、納期直前になって「追加料金を支払わないと納品できない」と言われるケースもあります。

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オフショア開発が失敗する5つの理由

オフショア開発は、プロジェクトの管理不足やコミュニケーション不足などが原因で失敗する可能性があります。ここでは、オフショア開発が失敗する5つの理由を具体的に紹介します。

1.管理不足だった

発注者の管理不足により、オフショア開発が失敗する可能性があります。

海外の開発会社に依頼すると「あとは勝手に進めてくれるだろう」と考えがちですが、管理不足により納期遅延や、品質低下といった問題が発生します。

現に総務省の調査研究では、オフショア開発を進めるうえでの課題として「品質管理が難しい」と答えた企業は「62.5%」を占めており、発注後の管理に苦労している企業がほとんどです。

参考:総務省「オフショアリングの進展とその影響に関する調査研究」

たとえば、進捗状況を定期的に確認せずに開発を進めた場合、仕様の理解にズレがあっても気づくのが遅くなります。問題が発覚したときには、すでに開発が大部分完了しており、修正するのに追加費用が発生します。

また、日本の企業では当たり前のように行われる品質管理が、海外の開発会社では必ずしも同じように行われているとは限りません。品質管理のプロセスを明確にし、適切に関与しなければ、期待するシステムが納品されないリスクが高まるでしょう。

2.コミュニケーション不足だった

オフショア開発では、コミュニケーション不足により、日本と海外の開発チームの間で「言いたいことが正しく伝わらなかった」といった問題が発生します。

これは、言葉の違いだけでなく、仕事の進め方や考え方の違いが影響しているためです。結果として「頼んだ仕様と違うものが納品された」「必要な機能が抜けていた」といったトラブルに繋がります。

たとえば、日本では「言わなくても察する文化」があるものの、海外では「言われたことだけをそのまま実行する」スタイルの国もあります。つまり「ここは当然こう動くはず」と思っていた部分が開発側には伝わっておらず、まったく違う設計になってしまいがちです。

さらに、仕様変更の際に「前の指示は取り消し」と説明したつもりでも、現地の開発者が過去の仕様と混同し、意図しないシステムになってしまうケースもあります。

3.仕様や要件が曖昧だった

オフショア開発において、仕様や要件が曖昧だと、プロジェクトの失敗に繋がる可能性があります。

発注側が「なんとなくこんな感じで」と伝えても、開発チームは「なんとなく」を具体的に理解できません。そのため、開発者が独自に解釈しながら作業を進めた結果、意図とズレたものが出来上がります。

たとえば「この画面で検索できるようにしてください」と依頼したとします。検索結果の並び順や検索条件の指定方法について詳しく説明していなかった場合、開発チームは「こうすればいいだろう」と勝手に仕様を決めてしまいがちです。

発注側の想定とは違う動作をする検索機能になるため「このままでは使えない」と修正を繰り返すことになるでしょう。その結果、開発スケジュールの遅れや追加の工数が発生し、コストが増加します。最悪の場合、納期に間に合わずプロジェクト全体が失敗するでしょう。

4.適切なパートナーを選んでいなかった

オフショア開発を成功させるためには、「どの企業に依頼するか」が非常に重要です。

人件費が安いだけで委託先を選ぶと、開発が思うように進まず、品質や納期の面で問題が発生する可能性があります。現に、総務省が行なった調査において、オフショア開発の委託先を選定するうえで重視するポイントとして「人件費が安い」が、85.4%を占めています。

参考:総務省「我が国企業の海外企業活用の実態把握に関する調査」

安さだけを基準に選ぶと、結果的に「手戻りが多くなり、むしろコストがかかる」ケースも少なくありません。

また、技術力や実績を十分に確認せずに委託すると、期待する品質や納期が守られないでしょう。たとえば、納品されたシステムの品質が基準に満たなかったり、必要な機能が不足していたりします。

さらに、契約時の取り決めが甘いと、後から「この修正には追加費用がかかる」「ここからは別途契約が必要」と言われ、結果的に予算オーバーになる場合があります。低コストを売りにしている会社の中には資金繰りが厳しく、突然倒産してしまうケースがあることにも留意してください。

5.社会情勢や経済状態が安定していなかった

社会情勢や経済状態が安定していない国にオフショア開発を依頼すると、失敗する可能性があります。なぜなら、開発先の国で政治的な混乱や経済危機が発生すると、プロジェクトに影響が出る可能性があるためです。

たとえば、開発を委託している国で政変やデモが頻発していた場合、現地の開発会社は通常どおり業務を続けられなくなるでしょう。政治的な混乱がある場合、通信インフラが一時的に遮断され、開発チームと連絡が取れなくなりプロジェクトが数週間ストップします。

経済状況が悪化すると、開発会社の経営が不安定になり、突然の倒産や人員削減によってプロジェクトの継続が困難になるでしょう。また、インフレや為替の変動により、契約時には想定していなかったコスト増加が発生し、「当初の予算では足りなくなった」といったケースも少なくありません。

なお、ベトナムは社会情勢や経済状態が安定しているため、安心してオフショア開発を依頼できます。

下記の記事では、ベトナムのオフショア開発の現状や今後の動向について解説しています。ベトナムのオフショア開発について興味がある場合は、ぜひ参考にしてみてください。

https://skillbridge-dev.com/news/vietnam-offshore-development-current-situation

オフショア開発を成功に繋げるためのポイント

適切な方法でプロジェクトを進めれば、オフショア開発の成功に繋げられます。続いて、オフショア開発を成功に繋げるためのポイントを紹介します。

適切なパートナーを選ぶ

オフショア開発のパートナーを選ぶ際は価格だけでなく、技術力や実績、開発体制をしっかり見極めなければなりません。なぜなら、価格だけで決めると品質と効率が低下し、プロジェクトがスムーズに進まない可能性があるためです。

安さだけでなく、信頼できるパートナーかどうかを基準に選らんで、オフショア開発を成功させましょう。信頼できるパートナーを選ぶには、過去の開発実績やレビュー、同業種での開発経験があるかチェックします。

パートナー企業の実績や専門分野を事前に確認し、自社のニーズに合致するか評価することも重要です。たとえば、ECサイトの開発を依頼する場合、その企業が過去に同じような案件を手がけた経験があるかを確認すると、スムーズに開発を進められる可能性が高くなります。

また、リスクを軽減するためにも、委託先の政治や経済状況をしっかりリサーチしましょう。政府の発表や国際機関の報告書を確認し、安定した国を選ぶことで、予期せぬトラブルを回避できます。

また、万が一の事態に備え「別の国の開発会社へ切り替える準備」や「プロジェクトが停止した際の対応策」を事前に決めておくことで、スムーズに対処できます。

コミュニケーションを頻繁に取る

オフショア開発では、開発側とコミュニケーションを頻繁に取る必要があります。なぜなら、言語や文化の違いが原因で意思疎通がうまくいかず、プロジェクトがスムーズに進まない可能性があるためです。

特に、日本と海外ではコミュニケーションのスタイルが異なります。たとえば、日本では「言わなくても察する」文化があるものの、海外では「言われたことだけを実行する」場合が多く、細かいニュアンスが伝わらないことがトラブルの原因になりがちです。

具体的には、オンライン会議による進捗報告を週1回行えば、「開発が今どこまで進んでいるのか」「仕様の認識にズレはないか」を確認できます。

また、メールやチャットのやり取りだけでは伝わりにくい部分もあるため、下記のようにできるだけ視覚的な情報を交えたコミュニケーションを行うと、よりスムーズに意思疎通が図れます。

  • 画面を共有しながら実際の動きを見せる
  • 画像や図を使って説明する

さらに、開発チームが仕様を正しく理解しているか確認するために「こちらの意図が正しく伝わっているか」を相手に説明してもらうことも有効です。単に報告の回数を増やすのではなく、伝わっているかどうかを確認するといった視点を持つことが、オフショア開発の成功のカギとなるでしょう。

プロジェクト管理を徹底する

プロジェクト管理を徹底すると、納期遅延や品質低下を防止できます。

オフショア開発において大事なのは、委託先に丸投げしないことです。プロジェクトが順調に進んでいるかの確認や定期的なミーティング、問題点を共有する場を設けて管理を徹底しましょう。

たとえば、週次または月次で進捗報告を受け取り、問題が発生した場合は迅速に原因を特定し、解決策を検討する体制を整えます。また、開発プロセスの各段階でレビューを行い、問題があれば早い段階で修正できる仕組みを整えると、よりスムーズに進められるでしょう。

具体的に指示する

オフショア開発を行う際は、具体的に指示する必要があります。なぜなら、曖昧な指示は誤解を生み、成果物の品質に影響を与えるためです。

具体的な指示を出せば、開発チームは正確に要件を理解できるため、期待通りの成果を上げられます。たとえば「ボタンを押したら次の画面に進む」ではなく「ボタンを押したら2秒後に○○の画面が表示される」といった具合に、動作を細かく説明すると誤解を減らすことが可能です。

また、定期的に開発チームとミーティングを行い、画面のデモを見せながら仕様を確認すれば、認識のズレを最小限に抑えられます。

ドキュメント化を徹底する

プロジェクトの各段階での情報のドキュメント化を徹底し、関係者全員に共有すれば、誤解によるミスを防げます。

仮にECサイトの構築時に「商品検索機能にフィルターを追加したい」といった仕様変更が発生したとします。口頭やメールだけでは、開発チームは変更内容を正しく理解できないため、意図と異なる実装になるでしょう。

開発中に問題が発生した場合でも、過去のドキュメントを参照すれば、迅速に原因を特定できるため適切に対応できます。たとえば、特定の操作をするとデータが消える問題が発生した場合、本来であれば原因の特定に時間がかかるでしょう。

しかし、各段階での情報をドキュメント化しておけば、過去の仕様書や変更履歴から「一定の条件でデータが削除される仕様」が誤って実装されていることをスムーズに確認できます。

メンバーを固定する

プロジェクトのメンバーを固定すると、開発効率が向上し、品質が安定したシステムを納期内に完成させられます。

メンバーが固定されていないと、引き継ぎに時間が取られるため、納期やコストに影響が出るでしょう。たとえば、仕様を決めたエンジニアがプロジェクトから抜けて、新しく入った者が意図を十分に理解しないまま作業を進めたとします。

その場合「この機能はなぜ必要なのか?」「どのような動きを想定しているのか?」といった基本的な部分から再確認が必要になり、余計な時間がかかります。場合によっては、すでに完成した部分を作り直さなければならないケースもあり、開発全体の遅延に繋がるでしょう。

メンバーの固定が難しい場合は、ドキュメント化を徹底し、過去の経緯や仕様の変更点をしっかり記録しておくことで、スムーズな引き継ぎが可能です。また、定期的にプロジェクトの方向性をチーム全体で共有し、新しいメンバーが加わった際もスムーズに対応できるようにしましょう。

まとめ

オフショア開発は、コスト削減や人材確保のメリットがある一方、下記のリスクも伴います。

  • 品質の低下
  • 納期遅延
  • 仕様のズレ
  • コスト超過
  • 発注先との連絡断絶

特に、発注側の管理不足やコミュニケーション不足、仕様の曖昧さが失敗の大きな要因となるため、適切にプロジェクトを進めましょう。

オフショア開発を成功させるには、適切なパートナー選びが重要です。自社に適した信頼できるパートナーを選び、オフショア開発を成功させましょう。


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