
インドネシアでのオフショア開発がいま注目を集めています。東南アジア最大規模の人口と豊富な若年IT人材は大きな魅力ですが、他国(ベトナムや中国など)との違いやリスクが分からず、二の足を踏んでいる企業も多いのではないでしょうか。この記事では、インドネシアのオフショア開発ならではのメリット・デメリットを整理するとともに、成功へのポイントをわかりやすく解説します。さらに、ベトナムのオフショア企業との比較検討をサポートする「SKILL BRIDGE」のサービスもご紹介。自社にぴったりの海外パートナーを見つけるヒントをぜひつかんでください。
インドネシアオフショア開発の概況

オフショア開発とは?
オフショア開発とは、海外の開発拠点や企業にシステム開発・アプリ開発を委託する手法のことです。人件費の安い国を選ぶことでコスト削減を図りつつ、エンジニア不足を解消できるメリットがあります。従来はベトナムや中国が人気でしたが、最近はインドネシアが注目度を高めています。
参考
なぜインドネシアが注目されるのか
インドネシアは東南アジア最大の人口(約2.7億人)を抱え、若年層が多いためIT人材の確保が容易になると期待されています。政府がICT教育を推進しているほか、スマートフォン普及率が急上昇しており、アプリ開発を得意とする若手エンジニアが増加中です1。経済成長率も安定して高く、コスト面や人材面での伸びしろが大きいことが、他国と比較した場合のアドバンテージとなっています。
「親日的」「多文化共存」の強み
インドネシアは親日的な国民性を持つとされ、歴史的・経済的な協力関係からも友好度が高いのが特徴です。また、イスラム教が中心の多文化社会で、欧米や日本の案件にも柔軟に対応してきた実績があります。英語に慣れたエンジニアが増えているため、英語ベースのやり取りにも比較的対応しやすいです。ただし、日本語対応はまだ限られているので、ブリッジSEの配置が欠かせません。
インドネシアオフショア開発のメリット

コストメリット(人月単価の安さ)
以下は、1USD = 145円(2025年現在の参考レートの一例)として概算した場合の日本円換算表です。実際の為替レートは変動しますので、必ず最新のレートを確認してください。
国 | 中級エンジニアの月額報酬目安 (円: 1USD=145円換算) | 備考 |
---|---|---|
インドネシア | 72,500~116,000円 | 大都市 vs 地方で差あり |
ベトナム | 101,500~145,000円 | ホーチミンやハノイ中心に人件費が上昇中 |
中国 | 145,000~217,500円 | 大都市部(深セン・北京)はさらに高騰 |
ミャンマー | 58,000~87,000円 | 政情不安で契約リスクあり |
インドネシアでは、都市部と地方で人件費に差がありますが、全体としてはまだベトナムや中国より安い傾向があります2。若い世代が多く、IT教育も拡充されつつあるため、中長期的に安定したコストメリットを享受しやすいでしょう。
人材プールの豊富さ&モバイル開発に強い
スマホ普及率が高いインドネシアでは、モバイルアプリやWeb開発の経験を積んだエンジニアが多く見られます。欧米系の案件で英語を使った経験がある人も増えており、国策としてIT教育が進められているのも人材プール拡充に寄与しています。
現地市場を同時開拓できる可能性
インドネシアは東南アジア最大級の国内市場を抱えており、オフショア開発を行うと同時に現地市場へサービスを展開できるチャンスがあります。人口ボーナスを活かし、モバイルアプリやECサイトをインドネシア向けにローンチして成功した事例も少なくありません。
インドネシアオフショア開発のデメリット・リスク

コミュニケーションの課題(英語・日本語)
英語ができるエンジニアが増えているものの、日本語対応となると依然として限られた人材しかいません。ブリッジSEを配置したり、英語マニュアルの整備を行うなど、コミュニケーションを円滑にするための対策が必須です。
インフラ・交通事情
ジャカルタなどの大都市では交通渋滞が深刻で、オフィス訪問に時間がかかる可能性があります。オンライン会議を前提としたプロジェクト運営が一般的ですが、地方へ拠点を広げる場合は通信インフラの安定性を事前にチェックしましょう。
法改正・宗教・文化的慣習への理解不足
イスラム教を国教とする文化的背景があり、ラマダン(断食月)や金曜礼拝への配慮が必要です。また、成長過程にある国だけに政策変更が速く、契約や税制など法務面の確認を怠るとトラブルに発展するリスクがあります3。
インドネシアのオフショア開発を成功させるポイント

宗教・祝祭日への理解と稼働スケジュールの調整
インドネシアは世界最大のイスラム教人口を抱える国です。断食月(ラマダン)の期間中や、断食明け大祭(イドゥル・フィトリ)などの祝祭日は国内全体が祝日モードになり、稼働日数が大幅に減る場合があります。こうした期間に合わせて開発スケジュールを調整し、締め切りやリリース日が祝祭日に重ならないよう気を配ることが大切です。また、ラマダン時期は業務時間帯や休憩時間が通常とは異なる可能性があるため、あらかじめ取引先やチームメンバーと緊密にコミュニケーションを取り、稼働計画を共有しておきましょう。
「ジャム・カレッ」(ゴムの時間)を念頭に置いたスケジュール管理
インドネシアでは「ジャム・カレッ(ゴムの時間)」という言葉があるほど、約束の時間に対する意識が柔軟であることがあります。ジャカルタなどの大都市では交通渋滞が深刻で、移動時間が予想以上にかかることも日常的です。このような背景から、開発プロジェクトの打ち合わせや作業工程の進捗が予定通り進まないケースも発生しやすいため、ある程度のバッファを見込んだスケジュールを組むことが望ましいです。
多言語環境の活用と英語ベースのやり取り
インドネシア語が公用語ですが、英語を話せるエンジニアも少なくありません。とはいえ、英語力のレベルには個人差があるため、要件定義や仕様書の整備を丁寧に行うことがマストです。ブリッジSEや通訳がいればさらに安心ですが、英語をベースとした資料やマニュアルを準備し、定例のオンラインミーティングを活用すれば、意思疎通をスムーズに行いやすいでしょう。
地域差や多文化を踏まえた柔軟なアプローチ
インドネシアは国土が広く、ジャカルタ、バリ島、スラバヤ、バンドンといった都市ごとにビジネス慣習や文化が異なります。ジャカルタ周辺は交通渋滞や生活コストの上昇などから人件費がやや高めですが、英語を使えるエンジニアが多く、国際案件に慣れている傾向があります。一方、地方都市ではコストメリットが得られる一方で、インフラや英語力の面で課題が生じる可能性もあります。地域ごとの特性や多文化社会でのコミュニケーションに配慮し、適切なアプローチを選ぶことが成功を左右します。
若年層への教育と育成が進む時期を活かす
インドネシア政府はICT分野の教育拡大に注力しており、若年層のIT人材が今後さらに増える見通しです。これらの若いエンジニアたちは、新しい技術への柔軟性や吸収力を持ち合わせていることが多く、モバイルアプリ開発やWebサービスなど最新技術分野に意欲的です。長期的なパートナーシップを築く際には、現地の教育機関や研修プログラムとも連携を図り、将来の人材プールを確保しておく方法も検討できます。
インドネシア式コミュニケーションの理解とチームビルディング
インドネシアでは、調和や相手への配慮を重視する文化が根づいています。仕事上のコミュニケーションでも、直接的な指摘や批判を避けるケースが多いです。プロジェクト進行時は、定期的な進捗報告や細やかなフォローを行い、問題が小さいうちに共有・修正しておくとトラブルを未然に防げます。さらに、現地チームに日本企業の品質基準や納期意識を伝える際には、口頭だけでなくドキュメント化(手順書やチェックリストなど)しておくとよいでしょう。
ネットワーク・ITインフラの状況把握
ジャカルタなどの大都市部では通信インフラが比較的整備されていますが、地方都市ではインターネット速度や安定性にばらつきがあることも事実です。リモートでのやり取りがメインとなるオフショア開発では、コミュニケーションロスやデータ共有の遅延が発生しないように、開発拠点のネットワーク環境を事前に確認することが大切です。
上記のように、インドネシアオフショア開発では他国にはない宗教・文化的イベントや、多様な地域性、柔軟な時間感覚など特有の事情を踏まえる必要があります。こうしたインドネシア独特のポイントを理解し、プロジェクトの進め方を工夫すれば、コストメリットと豊富なIT人材の恩恵を最大限に活かすことができるでしょう。
インドネシア vs. 他のオフショア拠点:開発比較

比較項目 | インドネシア | ベトナム | 中国(上海など) |
---|---|---|---|
人件費 | 都市部はやや上昇傾向も依然安価 | 低コストで急成長中 | 大都市は給与水準が高くなりつつある |
エンジニア層 | 若手が多く英語力も向上 | 若年層が豊富 | 先端技術を扱える人材が多い |
政治・経済情勢 | 外資導入が推進されるも地域格差が課題 | 安定化が進みIT企業増加 | 政策変更に注意が必要 |
強み | 英語ベースでの開発がしやすい | コスト競争力と市場拡大 | 大規模開発・先端研究の強さ |
弱み | 都市間でインフラや人材の差が大きい | 企業ごとに語学力に差がある | 人件費が上昇、文化・言語差がある |
インドネシアは特に英語対応のしやすさと若いIT人材の豊富さが魅力ですが、地域ごとの通信インフラや人材流動にも目を配る必要があります。自社の要件や予算、技術範囲を総合的に考慮して、最適な国・都市を選ぶことが大切です。
インドネシアで実績のあるオフショア開発企業を3社紹介
Mitrais(ミトライス)

Mitraisとは
Mitrais(ミトライス)は、インドネシア・バリやジャカルタに拠点を置くITソリューション企業です。
1991年の設立以来、アジアやオーストラリアをはじめとした各国のクライアントを支援してきた実績があり、オフショア開発サービスとしては、コスト競争力と優秀なエンジニアリソースを強みにしています。AIやクラウド、モバイル領域の開発経験が豊富で、日本語対応ができるスタッフを配しているため、日本企業にとっても安心してプロジェクトを依頼できる体制を整えています。要件定義や仕様調整の段階から綿密にコミュニケーションを取り、日本式の品質管理プロセスを取り入れることで、高品質な成果物をスピーディーに提供している点も特徴です。
対応範囲
- 業務システム開発(基幹システム・ERP・CRM・SCMなど)
- Webサービス / モバイルアプリ開発(iOS / Android / PWAなど)
- AI / データ解析(機械学習モデル構築、画像認識、自然言語処理など)
- クラウドインフラ構築(AWS、Azure、Google Cloud、IBM Cloudなど)
- IoTソリューション(各種センサー連携、スマートアプリケーション開発など)
- システム保守・運用(24時間監視、オンサイト保守、運用設計)
対応言語
- Java、PHP、.NET (C#)、Python、Ruby、Node.js、Go、Kotlin、Swift、Objective-C など
- フロントエンド技術として React / Vue / Angular などにも対応可能
開発形態
- ラボ型開発
- 長期プロジェクト向けに専属チームを編成し、開発リソースを柔軟に拡張できるモデル
- 受託開発
- 要件定義から納品までの一括請負に対応。スケジュールと品質を確保
- アジャイル / ウォーターフォール
- プロジェクトやクライアントの要件に応じて最適な開発手法を選択
- ハイブリッド開発
- 日本側のPM / コンサルチーム+インドネシア拠点のエンジニアによる混合体制を構築
実績紹介①:大手物流企業向けクラウド移行プロジェクト
- 使用技術:AWS(EC2, RDS, S3 など)、.NET (C#)、React
- 概要:オンプレミス環境で稼働していた物流管理システムを、クラウドインフラに移行。AWS上でのサービス構成見直しや、自動スケーリングによるコスト最適化を実施。高トラフィックへの柔軟対応とシステム可用性の向上を実現した。
- ポイント:
- 現行システムの運用状況を詳細にヒアリングし、移行時のリスクを最小化。
- 日本語対応のブリッジSEがマイルストーンごとに進捗報告と課題管理を徹底。
- 運用開始後も24時間体制で保守サポートを提供し、トラブル時の迅速な復旧を実現。
実績紹介②:教育関連スタートアップ向けモバイルアプリ開発
- プロジェクト期間:約10ヶ月
- 使用技術:Kotlin(Android)、Swift(iOS)、Laravel(APIサーバー)
- 概要:オンライン学習やコンテンツ配信を行うモバイルアプリを、Mitraisインドネシア拠点が中心となって開発。UI/UXデザインからサーバーサイド開発まで一括対応し、リリース後は追加機能のアジャイル開発を継続的にサポート。
- ポイント:
- リリーススケジュールを最優先に、基本機能をスピード重視で実装。
- ユーザー管理や支払い管理機能を早期に導入し、市場投入後のマネタイズを確立。
- ユーザーのフィードバックを素早く反映できる継続開発体制を整備。
料金プラン
Mitraisでは、プロジェクトの規模や求められる技術スタック、期間、開発体制に応じて 柔軟な料金体系 を提案しています。
- ラボ型開発:月額制によるエンジニアの専属アサイン。必要に応じてチーム規模を拡大・縮小可能。
- 受託開発:要件定義後に一括見積りを行い、開発スケジュールと工数を明確化した上で契約を締結。
- 保守・運用フェーズ:24時間監視やオンコール対応など、運用レベルに合わせたサポートプランを用意。
詳細の見積りは、プロジェクトの要件やご希望の開発スキーム・運用体制によって変わりますので、お気軽にお問い合わせください。
企業情報
項目 | 詳細 |
---|---|
URL | https://www.mitrais.com/ja/ |
開発拠点 | インドネシア(バリ、ジャカルタ)、日本(東京)、オーストラリア、他アジア太平洋地域にも展開 |
設立年 | 1991年 |
従業員数 | グループ全体で約500名以上(2023年時点)※ |
※ 従業員数は公開情報や時期により変動する場合があります
Mitraisは1991年創業の老舗IT企業で、インドネシア国内(バリ島、バンドン、ジョグジャカルタなど)を中心に多拠点を展開。オーストラリアやシンガポールにも事業を広げ、英語によるコミュニケーションとプロジェクト管理に強みを持っています。特に金融や医療分野などで多くの開発実績を誇ります。
KMK Online

KMK Onlineとは
KMK Online(ケーエムケー・オンライン)は、インドネシア・ジャカルタを中心にITサービスを提供する企業です。独自のテクノロジーと現地人材の豊富なリソースを活かし、オフショア開発拠点としてコスト競争力と高い生産性を両立。AI・クラウド・モバイルといった先端技術に強みを持ち、日本語対応が可能なブリッジSEを配備することで、日本企業にとっても安心してコミュニケーションを進められる体制を整えています。要件定義や仕様調整の段階から丁寧にヒアリングを行い、日本式の品質管理プロセスを取り入れることで、迅速かつ高品質なシステム開発を実現している点が特徴です。
対応範囲
- 業務システム開発
- 基幹系システム、ERP、CRM、SCMなど
- Webサービス / モバイルアプリ開発
- iOS / Android / PWA、フロントエンド開発など
- AI / データ解析
- 機械学習モデル構築、画像認識、自然言語処理など
- クラウドインフラ構築
- AWS、Azure、Google Cloudなどの導入支援や構築・運用
- IoTソリューション
- センサー連携、スマートファクトリー向けソフトウェアなど
- システム保守・運用
- 24時間監視やオンサイト保守、運用設計など
対応言語
- Java、PHP、.NET (C#)、Python、Ruby、Node.js、Go、Kotlin、Swift、Objective-C など
- フロントエンドフレームワークとして React / Vue / Angular にも対応可能
開発形態
- ラボ型開発
- 長期プロジェクトに専属チームを編成し、柔軟にスケールアップ可能
- 受託開発
- 要件定義から納品までを一括請負。予算とスケジュールを明確化して進行
- アジャイル / ウォーターフォール
- プロジェクト特性やクライアントの要望に合わせて適切な開発手法を選択
- ハイブリッド開発
- 日本側PMやコンサルタント+インドネシア拠点エンジニアによる混合体制を構築
実績紹介①:小売業向け在庫管理システムリニューアル
- 使用技術:.NET (C#)、React、AWS(EC2、RDS、Lambdaなど)
- 概要:既存の在庫管理システムをAWSクラウド上に移行し、リアルタイムでの在庫追跡や需要予測機能を強化。大規模データをスムーズに扱うことで、在庫ロスを削減し、販売機会の最大化を実現。
- ポイント:
- 現行業務フローを詳細にヒアリングし、モジュール単位で開発・移行を実施。
- 日本語ブリッジSEが仕様調整をリードし、プロトタイプ段階から認識齟齬を最小化。
- リリース後も運用・保守サポートを継続し、定期的なアップデートに対応。
実績紹介②:オンライン学習プラットフォーム構築
- プロジェクト期間:約9ヶ月
- 使用技術:Laravel(PHP)、Vue.js、MySQL、Firebase
- 概要:教育関連企業が提供するオンライン学習サービスの新規開発を担当。動画配信機能やユーザー管理、課金処理などをスモールスタートで構築し、アジャイル方式で機能拡張を続けることでリリース後の改善スピードを向上。
- ポイント:
- 早期の最小機能リリース(MVP)を目指し、ユーザーからのフィードバックを受けながら改修。
- オンライン学習特有の動画配信技術やスケーラビリティを重視。
- リリース後も継続的な保守・運用と追加機能開発をサポート。
料金プラン
KMK Onlineでは、プロジェクトの内容や期間、必要技術に応じて柔軟な見積りを行っています。
- ラボ型開発
- 月額制でエンジニアを確保し、必要に応じてチーム規模やスキルセットを調整
- 受託開発
- 要件定義後に一括見積りを提示し、開発スケジュールや工数を明示
- 運用・保守プラン
- 24時間体制の監視や定期メンテナンスなど、運用レベルに合わせた支援を提供
詳細な料金やスケジュールは、要件や技術スタック、運用形態によって変動するため、まずはお気軽にお問い合わせください。
企業情報
項目 | 詳細 |
---|---|
URL | https://www.kmkonline.co.id |
開発拠点 | インドネシア(ジャカルタなど主要都市)、日本(東京)に拠点あり |
設立年 | 2014年(※公表情報がある場合) |
従業員数 | グループ全体で数百名規模(※時期により変動あり) |
KMK Onlineはインドネシアで培った豊富なエンジニアリソースを軸に、先端技術への対応力と日本語を含むコミュニケーション体制を強みとしています。大規模システムの構築や、スピード感が求められるスタートアップ支援まで幅広くカバーし、グローバルな競争力を活かしたオフショア開発サービスを提供。インドネシアでのオフショアパートナーをお探しの企業は、ぜひKMK Onlineへの相談を検討してみてください。
Indocyber Global Teknologi

Indocyber Global Teknologiとは
Indocyber Global Teknologiは、インドネシア・ジャカルタを中心に事業展開するITソリューション企業です。
金融、製造、小売、政府機関など多様な業界のプロジェクト実績があり、オフショア開発サービスとしても評価を得ています。インドネシアの優秀なエンジニアやデザイナーを擁し、コストを抑えながら高い品質を実現。日本語対応が可能なブリッジSE/PMチームを配置しているため、日本企業にとってコミュニケーション面の不安を軽減する体制を整えています。ウォーターフォールやアジャイルなど、プロジェクトの種類や目的に合わせて最適な開発手法を柔軟に選択できる点も特徴です。
対応範囲
- 業務システム開発
- 基幹システム、ERP、SCM、CRMの構築やカスタマイズなど
- Webサービス / モバイルアプリ開発
- iOS / Androidアプリ、PWA、ECサイト、各種Webポータルの開発
- AI / データ解析
- 機械学習モデル構築、画像認識、自然言語処理、ビッグデータ分析
- クラウドインフラ構築
- AWS、Azure、Google Cloudなどでの環境設計・構築、クラウド移行支援
- IoTソリューション
- 各種センサー連携、リアルタイムデータ取得プラットフォーム開発
- システム保守・運用
- 24時間監視、オンサイト保守、障害発生時の迅速なサポート
対応言語
- Java、PHP、.NET (C#)、Python、Ruby、Node.js、Go、Kotlin、Swift、Objective-C など
- フロントエンド開発: React / Vue / Angular など主要フレームワークに対応
開発形態
- ラボ型開発
- 長期プロジェクト向けに専属チームを編成し、開発リソースを柔軟に拡張
- 受託開発
- 要件定義から納品までの一括請負モデル。納期と品質を担保
- アジャイル / ウォーターフォール
- プロジェクト特性やクライアントの要望に合わせ、最適な開発プロセスを選択
- ハイブリッド開発
- 日本側PMチーム+インドネシア拠点エンジニアによる効率的な協業体制を構築
実績紹介①:大手金融機関向けローン管理システム開発
- 使用技術:.NET (C#)、SQL Server、Angular
- 概要:既存のオンプレミスシステムを刷新し、ローン申請・審査・管理までを一元化したシステムを構築。自動審査フローやリスク管理機能を強化することで、業務効率化とセキュリティレベルの向上を同時に実現。
- ポイント:
- 金融機関特有の高いセキュリティ要件を満たすアーキテクチャを設計
- ブリッジSEが要件定義から日本語で対応し、認識齟齬を最小化
- リリース後の運用保守体制も整え、障害対応を含め24時間サポートを提供
実績紹介②:ECスタートアップ向けモバイルアプリ開発
- プロジェクト期間:約8ヶ月
- 使用技術:Kotlin(Android)、Swift(iOS)、Laravel(バックエンド)
- 概要:ECサイト運営企業の新規モバイルアプリ開発を担当し、UI/UXデザインからバックエンド構築まで一括で対応。リリース後は、キャンペーン管理やクーポン発行など追加機能をアジャイルで開発し、ユーザーの反応を即時にサービスへ反映。
- ポイント:
- シンプルかつ使いやすいUI設計にこだわり、リリース前に徹底的なユーザーテストを実施
- サーバーサイドのスケーラビリティを考慮し、急激なアクセス増にも対応可能な構成を採用
- 継続的な保守・運用サービスの提供により、アップデートと機能追加をスムーズに行える体制を構築
料金プラン
Indocyber Global Teknologiでは、プロジェクトの規模・期間・要求される技術スキルなどを総合的に考慮し、柔軟な料金プランをご提示します。
- ラボ型開発:月額制を採用し、チーム編成を柔軟に変更可能
- 受託開発:要件定義後に工数とスケジュールを算出し、一括見積りを提示
- 保守・運用:24時間監視やオンコール対応など、運用レベルに合わせたプランを用意
詳細はお客様の要件やスコープにより異なるため、お気軽にお問い合わせください。
企業情報
項目 | 詳細 |
---|---|
URL | https://www.indocyber.co.id |
開発拠点 | インドネシア(ジャカルタ)、他アジア地域への展開を強化 |
設立年 | 2001年 |
従業員数 | 300名以上(2023年時点) ※ 公開情報により変動あり |
インドネシアのオフショア開発拠点として、コスト競争力 と 豊富な開発リソース を強みとするIndocyber Global Teknologi。
日本語対応のブリッジSEやPMを含む体制で、大規模システムからモバイルアプリ開発、AIプロジェクトまで幅広く対応が可能です。インドネシアにおけるエンジニア育成環境と豊富な人材プールを活かし、スピードと品質の両立を目指す企業にとって魅力的なパートナーとなるでしょう。
インドネシア(オフショア)開発のよくある質問

Q1. インドネシアのエンジニアは英語をどの程度使えますか?
ジャカルタやバリ島など大都市では英語に対応できるエンジニアが増えています。一方、日本語対応はまだ限定的なので、ブリッジSEの配置やチャットツールによる英語ベースのやり取りが現実的です。
Q2. ベトナムや中国と比べてコスト面の優位性は?
一般的にはベトナムより10~20%ほど安いと言われることがあります。ただしIT人材需要が伸び続ければ、将来的に人件費が上昇する可能性もあるため、長期的視点で見極める必要があります。
Q3. 文化や宗教的行事が開発スケジュールに影響しますか?
ラマダン期間や金曜礼拝などで稼働時間が制限されることがあります。祝祭日カレンダーをあらかじめ共有し、ミーティング日程や納期を適宜調整しておくとスムーズです。
Q4. インドネシアオフショア開発で品質を担保するには?
QA(品質保証)チームやテストプロセスを重視している企業を選ぶのが大切です。プロジェクト開始前に品質基準や検証環境を明確化し、定期的なテストレポートやレビューを要求するとよいでしょう。
Q5. 拠点はジャカルタが多いですか?
ジャカルタやバリ島が中心ですが、地方に拠点を持つ企業も増えています。地方は人件費が安い反面、英語力やインフラ面で注意が必要です。現地視察や企業へのヒアリングを行ったうえで判断しましょう。
まとめ:インドネシアオフショア開発の可能性と展望
インドネシアを選ぶメリットのおさらい
インドネシアをオフショア開発先として検討する最大の理由は、ベトナムや中国と比較しても人件費の面で優位性があることです。特に若年層の多いIT人材が豊富であり、モバイルアプリ開発に強いエンジニアを確保しやすいという利点が挙げられます。さらに、総人口が2.7億人を超える大きな国内市場を同時に開拓できる可能性があるため、日本企業にとっては単なるオフショア先という枠を超えた事業拡大のチャンスにもなります。
実践へ向けたアクション
インドネシアでオフショア開発を行うにあたっては、まず実績や日本語対応の有無を含めてパートナー企業を慎重に選定することが肝要です。とりわけ、ブリッジSEや日本人スタッフが在籍しているかどうかはコミュニケーションの成否を左右する重要なポイントになります。そのほか、英語をベースとしたマニュアルやチャットツールを適切に整備し、定期的に進捗を確認する会議を設定することも大切です。また、ラマダンや祝祭日などの宗教行事や国独自の休日を踏まえたスケジュール調整を行い、文化的背景の違いを理解した上でプロジェクトを進める姿勢が求められます。
今後の展望
近年はインドネシア政府によるICT分野の推進策が進展しており、今後はさらに多くのIT人材が育成される見通しです。日本企業がオフショア開発を委託するだけでなく、現地市場へのサービス展開や現地法人の設立を通じてビジネスを拡大する例も増えています。すでにベトナムや中国でオフショア開発を行っている企業であっても、新たな選択肢としてインドネシアを検討することにより、グローバル競争力の強化につながる可能性があります。
失敗せず優秀なオフショア企業&エンジニアを見つけるには?
失敗したくない人だけみてください。
正直、オフショア開発は難しいです。
ただ成功するか失敗するかは一緒にやるパートナー次第です。
我々は多くのプロジェクトを成功させてきたオフショアチームがいます。
そのノウハウややり方を熟知しています。
もし、あなたがオフショア開発で検討しているのであればぜひ一度ご相談ください。
必ず、役に立つような情報を共有できます。
海外のエンジニア情報が簡単に見れる!

→サイトはこちら
SkillBridgeは海外エンジニアと人材不足の企業をマッチングさせるプラットフォームです。
メリットは以下の通りです。
①海外のエンジニアの単価が一目でわかる。
②経験年数が明白に記載されているため探している人材かわかる
③オフショア開発のプロによるサポート体制が充実している
今なら難しい海外エンジニアの活用をサポートするコンサルティングを無料で致します。
ぜひ一度エンジニア一覧を確認をしてお問い合わせください。
多くのメディアの掲載実績があり

我々は多くのメディア掲載実績があります。
多くのプロジェクトを成功させ、現在に至ります。
ベトナムの実力あるオフショア企業を厳選し、ご要望に合った最適なITパートナーをご紹介します。
さらに50案件以上やってきた実績のあるメンバーがサポートを行います。
オフショア開発で迷ったらまずは問い合わせてください。
今なら無料コンサルを実施中です。
ぜひお気軽に相談してください!!