
ベトナムの主要都市ホーチミン(Hồ Chí Minh City)は、近年急激な経済成長と国際化が進む東南アジアのハブ都市です。若年人口の多さやIT教育の充実によって、質の高いエンジニアが数多く輩出されており、日本企業を含む海外企業がこぞって進出しています。
その一方で、インフラや文化的背景、急速な都市化がもたらす課題も存在し、実際のオフショア開発に取り組む際にはベトナム特有の事情を理解する必要があります。
本記事では、ホーチミンでのオフショア開発における疑問点や成功のポイントを深堀りし、日本企業が安心して参画できるためのヒントをまとめました。豊富な若手エンジニアリソースと、高まるスタートアップ文化に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ベトナム政府のIT政策とホーチミン市の役割

ベトナム政府は「ベトナム デジタルトランスフォーメーションプログラム」や「インダストリー4.0(工業4.0)」などの国策を積極的に展開し、IT産業の育成や海外投資の誘致を推進しています。ホーチミン市は国内経済の中心地として、国際企業の進出やスタートアップの集積拠点となっており、AI、クラウド、IoT、フィンテックなど先端技術の研究・開発が活発です。
引用:JETRO「ベトナム」
ホーチミン市内では若手起業家やエンジニアコミュニティが急増中で、大学の研究機関やグローバル企業との共同プロジェクトも盛んです。東南アジア全体へのアクセスも良いため、地域のハブとして更なる成長が期待されています。
ベトナム国内の他都市(ハノイ・ダナンなど)との比較

ハノイ
- 特徴:ベトナムの首都で政治・文化の中心。国立大学や研究機関が集まり、基礎研究や官公庁関連のIT案件が多い。
- 強み:政府系プロジェクトや大手国営企業とのビジネスがしやすい。大規模なIT企業も多数進出。
- 注意点:首都として生活コストやオフィス賃料が上昇傾向にあり、英語対応は進んでいるが、都市部の渋滞やインフラの過密化が課題。
ダナン
- 特徴:リゾート地として有名で、近年はITパークの整備やスタートアップ支援に力を入れている。
- 強み:観光とITを掛け合わせたサービス開発や、リゾート環境を活かしたワークプレイスとして注目される。
- 注意点:首都やホーチミンと比べると人材プールが少なく、プロジェクトの規模を拡大しにくいケースがある。
ホーチミン
- 特徴:ベトナム最大の商業都市。多国籍企業の拠点が集中し、ITエンジニアが集まりやすい環境。
- 強み:英語力が高めの若手エンジニアが豊富。スタートアップ数が多く、新技術へのキャッチアップが早い。
- 注意点:他都市に比べると人件費がやや高め。また急速な都市開発に伴い、交通渋滞や空気汚染などインフラ面の課題がある。
ホーチミン人エンジニアの特徴と教育レベル

ホーチミンのエンジニアは、国内の名門大学(ホーチミン市国家大学・ホーチミン工科大学など)や専門学校でプログラミングやコンピューターサイエンスを学んだ人材が多く存在します。特に以下の点が特徴です。
- 英語力
ベトナムの若い世代は英語教育に熱心で、国際プロジェクトのコミュニケーションが比較的スムーズ。 - 日本語学習者が多い層も
親日的な文化背景と就職優位性から、大学や専門学校で日本語を学ぶエンジニアが増加中。 - 最新技術の吸収率が高い
スタートアップ文化やグローバルプロジェクトの増加により、AI、ブロックチェーン、クラウドなど最先端技術を学ぶ機会が豊富。
もっとも、英語・日本語ともにビジネス会話レベルまで対応できる人材は限られるため、通訳やブリッジSEを確保することが成功へのカギとなります。
ホーチミンのオフショア開発のメリット

若年層が豊富で最新技術に強いエンジニアが集まる
ホーチミン市はベトナム最大の商業都市で、若年層が豊富に集まるのが強みです。スタートアップや外資系企業が集中し、IT教育への意欲や最新技術の吸収が進むことで、多彩な案件に柔軟に対応できます。さらに、国内外の投資が集まりやすく、若いエンジニアの育成制度も整っているため、将来的な人材供給の安定も期待されています。英語や日本語対応エンジニアも増加中で、コミュニケーション面のハードルが下がっているのも魅力です。
多国籍企業が集積する国際ビジネス環境
ホーチミン市には数多くの日系企業や多国籍企業が進出しており、国際ビジネス環境が整っています。日本語を活かせる職場も増加傾向にあるため、エンジニアのモチベーション向上につながります。海外からの投資や協力プロジェクトが活発で、相互に技術やノウハウを共有しながら成長を続けられる点も魅力です。商談やイベントで海外バイヤーと直接つながる機会も豊富で、グローバルな視野を持つ若手が育ちやすい土壌があります。
オフィス賃料や生活費の低さによるコストメリット
同じ大都市でも東京やシンガポールに比べると、ホーチミンはオフィス賃料や生活費が低めに抑えられます。市内中心部でも比較的安価にオフィススペースを確保しやすいため、スタートアップや中小企業にとって大きなメリットです。宿泊や交通費も安価で、出張時の経費負担が軽減されるうえ、手軽に現地との対面コミュニケーションを図れる環境が整っています。外食産業が盛んで、多様な食事を低価格で楽しめるのも利点です。
経済成長の中心地として拡大し続けるマーケット
ホーチミン市はベトナム経済を牽引する中心地として発展を続けています。スタートアップから大手までビジネスが盛んで、グローバル投資や協業が生まれやすいのも特徴です。将来的には人材の質と量が向上し、幅広い領域への参入が期待されます。金融やフィンテックの分野でも革新的なサービスが増え、成長の可能性はますます広がっています。テック系イベントも多く、最新技術やトレンドに触れる機会が豊富なのも魅力です。
ホーチミンを最も有力な候補として検討しにくい2つの理由

IT人材の獲得競争と給与水準の上昇
外資系企業や日本企業のみならず、欧米企業も続々とホーチミンに進出しています。優秀なエンジニアには高いオファーが集まり、年々給与水準が上昇傾向にあります。結果的に長期的なコストメリットを得にくい場合もあり、人材定着率の低下につながるリスクがあります。
急速な都市化によるインフラ・生活環境の課題
ホーチミンは道路・公共交通機関などのインフラ整備が追いつかず、深刻な交通渋滞や大気汚染が発生することがあります。オンライン会議や開発拠点の電力・通信インフラは整備が進んでいるものの、オフィス移転や大規模拡張時にインフラ面の制約が発生するケースもあるため、事前の調査が重要です。
最も選ばれている国は?

近年、世界各国がオフショア開発の拠点として注目されていますが、その中でもインドやフィリピンは大規模案件や英語対応力の面で強みがあります。
- インド:世界最大級のITエンジニア人口を抱え、先端技術の開発リソースが非常に豊富。大規模案件にも対応できるが、都市間で品質や英語力に差がある。
- フィリピン:英語が公用語であり、コールセンターやBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)分野で既に実績が豊富。開発案件の拡大も期待される。
とはいえ、ベトナム(特にホーチミン)は日本語学習者が多いことや親日的な文化、英語+日本語のハイブリッド対応が可能なエンジニア層の増加により、依然として高い人気を保っています
ベトナムのオフショア開発にかかるコスト・人件費の相場

以下は、2023~2024年時点のホーチミンにおけるオフショア開発の人件費相場です(あくまで目安)。企業規模やエンジニアのスキルセット、為替レートによって変動する可能性があるため、ご参考程度にとどめてください。
職種・レベル | 月額給与目安(日本円) |
---|---|
ジュニアプログラマ | 8万~15万円前後 |
ミッドレベルプログラマ | 15万~25万円前後 |
シニアプログラマ | 25万~35万円前後 |
ブリッジSE / PM | 30万~45万円前後 |
他の主要都市・国とのコスト比較
- ハノイ
ホーチミンに比べやや安価な傾向がある一方、政治・行政関連の案件が多く、プロジェクトの性質によってはホーチミンより高いスキルを要求される場面も。 - ダナン
物価や人件費は低めだが、エンジニアコミュニティの規模は小さめ。 - インド
世界的に見ても人件費の幅が大きく、都市部は高いが地方では格安の場合も。 - フィリピン
英語ネイティブの利点がある一方、IT開発においては人材プールが追いついていない分野もある。
コミュニケーション・マネジメント費用を考慮する

ブリッジSEまたは多言語コーディネーターの配置
日本語⇔英語、または日本語⇔ベトナム語の通訳・翻訳ができる人材を確保する必要があります。仕様書や要件定義書の翻訳だけでなく、ミーティングや進捗報告の調整も担当するため、プロジェクトの進行をスムーズにする重要な役割です。実務レベルの語学力に加え、IT知識や業務理解も求められる場合が多く、その分費用もかさみがちです。
現地出張費
ホーチミンへの直行便が増えており、渡航自体の利便性は向上していますが、フライト代・ホテル代・現地交通費などは必ず発生します。特に、キックオフや要件定義フェーズなどでは対面でのコミュニケーションが不可欠となる場合が多く、定期的な出張が必要になるケースも少なくありません。為替レートの変動によっては予算をオーバーする可能性もあるため、余裕をもって見積もっておきましょう。
オンラインツール導入費
遠隔でのやり取りを効率化するためには、Slack・Jira・Microsoft Teams・Google Workspaceといったオンラインコラボレーションツールを活用するのが一般的です。これらのツールは基本プランが無料のものも存在しますが、大規模プロジェクトや機密情報を取り扱う場合には上位プランが必要となることが多く、月額または年額で一定のコストがかかります。セキュリティ面やユーザビリティを考慮すると安易に無料版だけで済ませるのは難しく、結果的に予算計画に組み込む必要があります。
契約手続き・現地法人設立サポート
ベトナムでのオフショア開発を長期的に行う場合、現地法人を立ち上げる選択肢が出てくることもあります。会社設立や労務管理には各種許認可や税制への対応が必要となり、専門家への相談料や諸手続きの費用が発生します。また、外国企業との契約形態や知的財産権の扱いには注意を要し、法務面のサポートが不可欠です。こうした手続き費用は、見積もりに含めていないと後から大きな負担となる可能性があります。
ベトナムのオフショア開発を成功させるポイント

日本語を学ぶエンジニアが多数いる環境を活用
ホーチミンには日本語を学んだ経験を持つ学生や若手エンジニアが多く、コミュニケーション面でのハードルを下げやすいのが特徴です。海外案件に積極的な人材も多いため、重要プロジェクトでは日本語対応エンジニアやブリッジSEを確保しておくと安心です。日系企業の進出も活発なエリアなので、現地での人材募集や協業のチャンスも豊富に存在します。
スタートアップ文化×アジャイル開発の融合
ホーチミンはベトナムの中でも特にスタートアップが集積している都市です。若手起業家やエンジニアが多く、アジャイル思考や新しい技術への吸収力が高い点が特長といえます。短期集中でPoC(概念実証)や試作品を作りたい案件に適しており、開発スピードと柔軟性を求める企業にとっては大きなメリットとなるでしょう。
首都ではなく「商業の中心地」ホーチミンを起点に全国連携
ベトナムの行政や政治機能は首都ハノイに集中していますが、商業・経済の中心はホーチミンです。大規模開発や高度技術案件であればホーチミンに拠点を置くのが基本となります。一方で、ダナンやその他地方都市の企業・大学と連携すれば、リーズナブルな人件費と専門性を活かせるハイブリッド型のチーム編成も可能です。
リモートワークやクラウド活用で都市化の課題をクリア
ホーチミンは急速な都市開発に伴い交通渋滞やインフラ負荷が増しており、移動に時間がかかるケースもあります。そのため、リモートワークやクラウド管理ツールを取り入れる企業が増加中です。オンラインでタスク管理やコミュニケーションを完結させることで、外的要因による開発の遅れを最小限に抑えることができます。
現地のビジネス文化やマネジメント慣習を理解する
ホーチミンのエンジニアは礼儀やチームワークを重視しつつ、海外企業とのやり取りにも慣れている傾向があります。欧米式のドライなコミュニケーションよりは、対面や丁寧なアプローチを好む場合が多いので、信頼関係を築くことが重要です。具体的な目標設定やスケジュール管理などは文書化を徹底し、ミーティングでは意見を引き出す工夫をすることでプロジェクトが円滑に進むでしょう。
ホーチミン vs. 他のオフショア拠点:開発比較

比較項目 | ホーチミン | インド | フィリピン |
---|---|---|---|
人件費 | 東南アジア平均よりやや高め | 都市部は高、地方は安価 | IT開発ではまだ幅がある |
エンジニア層 | 若手が多く日本語学習者多数 | 世界最大級のIT人口、ばらつき | 英語力は高いが開発人材は成長中 |
政治・経済 | 安定化・外資誘致が進む | GDP拡大中だが規制に注意 | BPO実績豊富、IT拡大中 |
強み | 日本語対応しやすい | 大規模・先端技術に対応可能 | コミュニケーションコスト低い |
弱み | 都市化の弊害で渋滞が深刻 | 都市間格差大、英語訛りなど | 開発実績がまだ限定的 |
ホーチミンは日本語人材の多さとアジャイル思考の若手エンジニアが豊富な点で魅力的です。一方、インドやフィリピンも独自の強みがあり、プロジェクト規模や要件に合わせて最適な拠点を選ぶ必要があります。
ホーチミンで実績のあるオフショア開発企業を3社紹介
FPT Software

概要
FPT Softwareはベトナム最大級のIT企業グループであるFPT Corporationの一員で、1999年の設立以来、国内外で数多くのシステム開発やITコンサルティングを手がけてきました。ベトナム国内だけでなく、欧米・アジア各地にも開発拠点を展開しており、大手グローバル企業との協業体制を確立しています。AI、IoT、クラウドなどの先端技術領域でも積極的に研究開発を行い、実証実験(PoC)から大規模導入まで幅広く対応可能です。
強み
FPT Softwareの強みは、何と言っても大規模企業レベルの豊富なリソースと実績に裏打ちされた総合力です。1万人以上のエンジニアが在籍するといわれる組織規模を誇り、大容量・高負荷のシステムにも迅速かつ柔軟に対応できるのが特長です。また、金融・製造・通信など、さまざまな業種での開発・運用ノウハウを蓄積しており、要件定義から運用保守フェーズまでの一貫したサービスを提供します。グローバル案件のマネジメント力にも定評があり、英語をはじめとした多言語コミュニケーションをリードできるPMやコンサルタントを配置可能です。
実績例
欧米や日本の大手製造業・金融機関向けに基幹システムのリプレイスやクラウド移行プロジェクトを数多く手がけており、海外の研究機関や大学と連携したR&D(研究開発)プロジェクトにも積極的に取り組んでいます。たとえば、AIを活用した製造ラインの自動化や、IoTによる設備管理システムの開発など、次世代技術の実用化をサポートする体制が整っているのも大きな魅力です。
TMA Solutions

概要
TMA Solutionsは1997年に設立されたベトナムの老舗IT企業で、ホーチミン市を中心に複数の開発センターを運営しています。創業当初からグローバル市場を意識した事業展開を行っており、北米・欧州・アジア各国のクライアントを対象に多岐にわたる開発案件を請け負ってきました。通信、ヘルスケア、金融などの分野において豊富な経験を有し、大規模なオフショアプロジェクトでも高い品質と安定した供給体制を確保している点が評価されています。
強み
20年以上のオフショア開発実績から得たノウハウと、大量のエンジニア人材を活用できる点が最大の強みです。研究開発部門も充実しており、最新技術を取り入れたソリューションを積極的に提案する文化が根付いています。プロジェクトマネジメント体制もしっかりしており、品質保証(QA)やセキュリティ対策、リスクマネジメントなどのプロセスを包括的にカバー。多言語によるコミュニケーション能力や柔軟な開発モデル(アジャイルやウォーターフォールなど)も備えているため、幅広い顧客ニーズに対応可能です。
実績例
大規模通信プラットフォームの開発、ヘルスケア業界向けアプリケーションのリサーチ&開発、クラウドインフラへの移行・最適化といったプロジェクトに数多く携わっています。北米の大手通信企業向けに大容量トラフィックを処理するシステムを構築し、高水準の品質とパフォーマンスを達成した事例はその代表例です。ヘルスケア関連では、遠隔医療支援や医療データ解析など先進的な領域に取り組むなど、社会インフラに近い分野の実装にも豊富な知見を持っています。
KMS Technology

概要
KMS Technologyはアメリカ・アトランタに本社を置くグローバルIT企業で、ベトナム国内ではホーチミンをはじめ複数の開発センターを設置しています。SaaS製品やクラウドサービスの開発支援に強みを持ち、エンタープライズからスタートアップまで幅広い規模のクライアントをサポートしているのが特長です。
強み
ソフトウェア品質保証(QA)やテスト分野に特化した部門を擁しており、アジャイル開発との組み合わせで高品質・迅速なリリースサイクルを実現できます。自動テストや継続的インテグレーション(CI/CD)などの最新手法を積極的に取り入れており、開発効率と品質管理の両面からプロジェクトをサポートする体制が整っています。クラウド上での大規模データ分析や分散処理技術にも注力しており、先進的なアプリケーション開発において豊富な実績を持っています。
実績例
SaaS製品のフルスタック開発支援、テスト自動化のコンサルティング、クラウド上のデータ分析プラットフォーム構築など、多彩なプロジェクトに対応してきました。企業向けのCRMシステムをSaaSモデルに切り替える際のアーキテクチャ設計や、機械学習モデルを組み込んだレコメンデーションエンジンの導入事例など、技術的なチャレンジを伴う案件でも成果を上げています。
ホーチミン(ベトナム)オフショア開発のよくある質問
Q1. 日本語で直接コミュニケーションできるエンジニアは多いですか?
ベトナム全体で日本語学習者が増加していますが、実務レベルの日本語を扱えるエンジニアはまだ限定的な数です。通訳やブリッジSEを活用しつつ、日本語人材をチーム内に確保する形が一般的です。英語対応のみのエンジニアとの混成チームも多く見られます。
Q2. ベトナムの厳しい気候やインフラは開発プロジェクトに影響しますか?
ホーチミンは熱帯気候で一年を通して高温多湿ですが、オフィス環境や通信網が整っており、業務への支障はあまりありません。ただし、急速な都市化による交通渋滞や大雨時の道路冠水などがあり、オフィスへの移動に時間がかかることがあります。リモートワーク体制の導入やオンライン会議の活用を検討するとよいでしょう。
Q3. 電力や通信インフラは十分に安定していますか?
ホーチミン市内は通信インフラが比較的整備されており、光回線や4G/5Gの利用が可能です。ただし、停電や通信障害がごく稀に発生するケースもあるため、重要システムの場合はUPS(無停電電源装置)やバックアップ回線の確保が推奨されます。
Q4. ベトナムのビジネス文化やマネジメントスタイルで注意すべき点は?
ベトナム人エンジニアはチームワークや上司の指示を尊重する傾向があります。一方、主体的に意見を出す場面が少ない場合もあるので、アジャイル環境であれば積極的に意見を引き出す工夫が必要です。日本企業と同様に「対面」でのコミュニケーションも信頼構築に有効とされています。
Q5. ホーチミンの人件費は他のオフショア拠点と比べてどうですか?
東南アジア諸国の中ではやや高めとされますが、中国やインドの主要都市ほどではありません。ベトナム全体で見ると生活水準の向上に伴いエンジニアの給与も上昇傾向にあるため、長期的な計画では適切なコスト管理や社員の定着策が重要です。
まとめ|ホーチミンのオフショア開発で新たなビジネスチャンスをつかもう
ベトナムのホーチミンは若い人口構成や高い経済成長率、日本語学習者の多さなど、オフショア開発拠点として魅力的な条件が揃っています。一方で、都市化の弊害やエンジニア給与の上昇などの課題もあり、安易な参入はリスクを伴います。
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